混沌の渦(怪我が治らない)
 
書き捨て御免で突っ走ります
 



2006年3月10日を表示

話の作り方概論(?)

 え~とリクエストがあったので(笑)
 最初に何度か言っていますが、飽くまでも財油流のやり方・考え方という事で、その辺を踏まえた上でのことと理解願います。

 話の作り方は前にちらっと言った憶えがありますが、今度は別な方向から。
 大雑把に文章の種類は長さで分類すると、ショートショート・短編・中編・長編・長編1話完結・連作あたりになるでしょうか? 連作はこの言葉が正しいかどうかは調べてませんが(笑)拙作で言うとナイトブレイカーのように短~中編くらいの長さの1話完結のストーリーが続くタイプで、長編1話完結は通常の長編(文庫本1冊くらいのボリューム)でストーリーが続くタイプ。長編というのはストーリーが途切れずにずっと続くタイプだと今回の話では定義してね☆(何がなにやら)
 長さの区切りに関しては感覚的な物もあるので、これ位の分量がコレだ! とは言わないようにします。まぁ、原稿用紙300枚前後あたりに長編の境目があるかなー くらいで(たぶん)

 で、話としては短ければ短いほどネタ・オチに、長ければ長いほどストーリーに傾くかと思われます。まぁ、単純に考えてもそうで、短いのはネタだけやってストーリーをそれに付随させるくらいの分量なわけですし、長いとネタだけではやっていけないわけで。
 そんで古来より(?)文章を短くまとめるのは大変、と言われています。
 短い中に起承転結を詰め込んで上手くまとめるのは思った以上に難しい物です。まぁ長い文章を書くのがダメだとか、短ければ短いほどいい、ということでもないのですが。
 でもまぁ文章はドンドン長くなっていく物であり、それこそ設定の詰め込み過ぎとか、キャラの描写にばかり心を砕いている側面もあったり。

 そういやぁ、ある作家はショートショートを居合い抜きに例えてました。まさに一瞬の真剣勝負、と。この言葉を借りるなら長編は時代劇みたいな物でしょうか。無論、殺陣のシーンはありますが、それ以外にその殺陣に繋がる準備というか前振りというか、雰囲気を盛り上げる物があります。逆に1時間ずっと斬りまくりでは見る方も飽きてくるでしょう。当然5分しか無いのに出会いに別れ、様々な葛藤を詰め込むには無理があるわけで。

 私はプロットという物をほとんど作らずに(ちなみにメモ帳・ネタ帳のたぐいも使ってません)気合いというか、感覚的に話を書いてます。
 そんな私が使っている手段とは!(ババーン:効果音)

 文章の長さを予め決めておく

 という、ある意味(?)単純なこと。
 チーム・グリフォンや怪盗フェイクの長編1話完結物は一太郎で8ページ(原稿用紙32枚分)で1章×10という感じで合計原稿用紙320枚分。
 ナイトブレイカーは最初の頃は8ページで書いていましたが、最近は12~13ページで。ショートショート&短編のときはあんまり縛ってません。長くなったなー とちと懸念するくらいで。
 章分けしてると、この辺でこのエピソードを。そろそろクライマックスに入る準備を…… と、書いている内にある程度のシミュレーションが出来てきます。そこで入り切らなそうなところがあったら、あっさり切り捨てていつかリサイクルすることを心に誓います(笑)
 ナイトブレイカーでも12ページ、と決めておけばその回が戦闘中心じゃ無ければ中間くらい(アイキャッチが入るあたり:笑)で、日常シーンと戦闘シーンを切り分ける目安にできます。そうなるとエピソードの無駄(?)も抑えられるのではないでしょうか。

 限られた分量に話を収めるのは、テクニックとしても重要ですし、それこそ短くまとまった文章の方が読みやすいってところもありますし。常連・読者ならともかく、一見さんがいきなり長い文章を読めるか? という考え方もありますし。
 無論、これが正解。このやり方は間違っている、なんてことは無いですが、自分にあったやり方を見つけるまでは、色々な方法を試してみるのも手です。

 で、話はともかく、ネタの作り方は……


 ……誰か私に教えて下さい(笑)



3月10日(金)12:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 天唾噴飯 | 管理


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