混沌の渦(怪我が治らない)
 
書き捨て御免で突っ走ります
 



2008年7月を表示

設定についての持論?

 先日の話の続きでちと思い出したのですが、昔々TRPGやっておりまして聞いた話なのですが、某ソードワールドで酒場に入ったら精霊使いの連れていた精霊が急に消滅したとか。驚いているとマスターが勝ち誇ったような顔で(←勝手なイメージです)「この宿屋では魔法が一切使えないのだ!」と言い放ったとか。
 どこの馬小屋だけがやたら大きい宿屋なのかと(←古いゲームネタ:追記ですが、幾つかのシリーズでは魔法が使える宿屋もあるとか)
 マスターとしては奇をてらったつもりだったのでしょうが、プレイヤーは驚く以前の問題だったことでしょう。
 一応、ルール上はともかく、ゲーム的には精霊使いにとっての精霊は(半ば魔法で縛っているとはいえ)友達や仲間です。まぁ、道具として扱っている精霊使いだっているでしょう、とかそーゆーのは抜きにして。

 さて、ここでこの酒場の存在を考えてみましょう。
 まず一つ。魔法という存在が一部の人の物だとしても、それなりに普及している世界です。精霊使いという存在も決して多くはありませんし、この酒場が冒険者を相手にしていると仮定するなら利用する可能性はそうも低くありません。精霊を連れて歩ける精霊使いというのはルール上、初心者から抜け出した中級者の頭くらいの実力です。それなりに危険も経験しているでしょう。
 一度でも「引っかかった」精霊使いは二度と入ることはないでしょうし、中で魔法が使えないということで何かしらの不便を被った魔法使いだっていることでしょう。
 この宿屋の主人が何を考えてそうしたのか不明ですが、少なくとも魔法を使えない一般人相手の商売ではない、と考えるとこの宿屋のことはあちこちで話題になるのではないでしょうか? 少なくとも自分の知っている精霊使いがいたとしたら注意する事は考えられます。
 そんな宿屋の事を何かで聞いたとして、それをわざわざ試す冒険者のパーティがどれくらいいるでしょうか?

 その二。この「魔法が一切使えない」というのはどれくらいの範囲なのでしょうか?
 精霊だけじゃなく、魔法使いが作った使い魔も消えてしまうのでしょうか? 魔法のアイテムは発動しないだけでしょうか? それともアイテムの魔力が失われてしまうのでしょうか? 魔法に準する特殊能力はどこまで発動できるのでしょうか? 魔法生物は存在できるのでしょうか?
 その辺がはっきりしないと「何ができる・何ができない」がわかりません。

 その三。その「魔法が一切使えない」という効果は何による物でしょうか?
 建材? 壁に書いた模様? 魔法のアイテム? 特殊な呪文? ハーブとか薬品とかそーゆーもの?
 おそらくこのマスターは軽く考えていたのかもしれないでしょうが、魔法が使える世界で「魔法が一切使えない場」というのはどれくらいの価値を持つことでしょう。
 特殊な牢獄。暗殺を恐れる有力者。戦いにおける戦術。魔法生物に対する強力な武器。古代の魔法使いの強力な魔法の仕掛けだって簡単に解除できるのかもしれません。
 それをそこら辺の一介の宿屋の主人が持てるものなのでしょうか?
 その技術を狙う者はまったくいないのでしょうか?

 そこまで考えるとこの「魔法が一切使えない宿屋」というのがいかに「危険」な設定だとは考えられないでしょうか?
 変な話「魔法の呪文を唱えようとすると、どこからともなくシュークリームが口の中に飛んできて呪文が唱えられなくなる宿屋」の方が意味があるかどうかは別としてまだ「使える」設定となるでしょう。

 そういやぁ、過去に「魔法が一切効かない鎧」というのを考えたときに、知人にどうしたらいいかアイデアを求めたことがありましたが、そうしたら「魔法が飛んできたら正反対の魔法を打って相殺する」というアイデアをもらいました。欠点として、その鎧を着ている人がその「正反対の魔法」を使ったかのように消耗するのですが(笑)
 これだってある意味「ルール」がきちんと定まっているわけで。

 奇をてらった設定を考えるのは簡単です。ただそれを「使える」設定に調整する必要があります。
 別にそれを公表する必要はないのですが、ただ決めておかないといずれ破綻するでしょう。
 ちょっとだけ「どうして?」「どうなる?」を考えるだけで、設定は生きてきます。
 いませんでしょうか? 年も若く勉強している様子や海外に行った経験も無いのに数カ国語がペラペラだとか、誰にも習っていないで独学だけで色んな国の料理をいとも簡単に作ってしまうとか。
 才能と知識の蓄積や経験がゴッチャにしてしまった例でしょうか?
 これもちょっと「どうして?」を考えるだけでどうにかなるはずです。

 もし、本当にそういう設定なら、何かしらの「理由」があってしかるべきでしょう。「何となく」ですまされる部分とすまされない部分に目を向けてみるのはどうでしょうか?



7月27日(日)22:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理

理系的な設定の考え方?

 自分が理系か文系か、となるとやはり理系かと。
 異論はあるかと思うでしょうが、やっぱり理系というのは論理とかそーゆーことよりも「ルール」や「法則」に拘る部分があるのかなー と、勝手に言ってみる。

 で、やっぱりスペオペみたいのを書いている関係上、突飛の無い設定があったとしても「それが世界にどういう影響を与えるのか」というのは意識的無意識的に考えるようにしています。
 ちょっと話がズレますが、仮面ライダークウガでクウガと怪人の存在は現実の法則の外にありますが、それらが行うこと以外は基本的に物理法則に則って描かれているのはとても好感が持てました。続編の仮面ライダーアギトでは「超能力」というものがわんさかと出てきて、ちょっと描写に精密感がなくなったなー と思ったり。

 たとえば人の数倍の跳躍力を持つ人間がいたとしましょう。その人が構造的に普通の人間で筋力だけで跳躍力を得ていたとしたら、その人は普通の数倍(厳密にいうとその数倍の平方根倍かな?)の足の太さを持っているわけです。まぁ、そこは不思議な力で人並みの体格だったとしましょう(笑)
 では、数倍の跳躍力を持っていたら、他には何が起きるでしょうか?
 まずおおざっぱに言うと、その人は普通の人よりも数倍身体が丈夫じゃないと、某スペランカーのように自分のジャンプ力で痛い目に遭わないとならなくなります。
 これが腕力だとしたら? 物を持ち上げる時を考えてみましょう。人は腕だけで物を持ち上げますか?
 違いますねぇ。持ち方にもよりますが、肘・肩・背中・腰・足などを使っていることでしょう。ここで腕力だけ強かったら、その重さに耐えられない他の部位が重さで砕けてしまいます。昔読んだあるSFでは腕力だけが強い主人公がいて、その腕力を使う際に肩や腰を痛めているシーンがあります。
 あと、それこそ靴や服が市販品だとしたら、そのパワーに耐えられるでしょうか? そういえば、アメコミヒーローのザ・フラッシュでも主人公が高速で走っていたら服が摩擦熱でボロボロになるシーンがありましたっけ。
 そういうことまで含めて話を組み立てると精密感が増すような気がします。

 個人レベルでもこうですが、たとえば政治構造とかしっかり決まっていて、そこにドロドロとした利害関係まで書き込んである話があるとしましょう。じゃあ、そこにドラえもんがいたらどうなるでしょうか? 普通に生活していて、時折のび太が起こす未来の道具のドタバタの話は維持できません。未来のテクノロジーであるドラえもんを巡って日々壮絶なやりとりが行われるに違いありません。
 ドラえもん自体を捕獲するのが難しかったら、のび太やのび太の家族・友人たちが狙われることでしょう。所詮は小学生だし(笑)
 他の人が欲しがるスキルや能力があって、とても希少性・有用性が高かったとしたら、それを狙う人間は善悪含めてたくさんいることでしょう。それが狙われない、とするならば単に世界設定がそーゆー世界じゃないか、必ず「理由」があるはずです。
 単純にひた隠しにしている、というのが一番でしょうか。
 国家レベルで有用な技術・スキルだとしたら、それを上回る力が必要でしょうか?
 おや、難しいですねぇ。ある程度ありふれた技術・能力なら良いのでしょうが、オンリーワンの物だとしたら、どうやって守ったら良いんですかね?

 私なりの方法ではありますが、何か考えるとして「どうなる?」と考え進めることにしています。
 設定の存在自体は「何となく」でもいいのですが、そこから派生される「現実」をどこまで考えるか考えないか。
「凄い」設定は誰にでも考えられます。その「凄い」のをどうやって生かすか殺すか。それこそ書き手次第なんでしょうねぇ。

 ……え? 私?
 ははははは。他人のことだから言えるのですよ(心底さわやか笑顔)



7月23日(水)21:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理


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