混沌の渦(怪我が治らない)
 
書き捨て御免で突っ走ります
 



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変態王子と笑わない猫~さがら総

 自分の要らない物をそれを必要としている人に与えてくれるという「笑わない猫の像」。
 女の子としか考えていないけど、建前を重ねていく内にすっかりまじめと思われてしまった横寺陽人。藁にもすがる思いで「建前」を引き取ってもらおうとしたところで、自分の子供っぽい感情の起伏(本音)を要らないと思った筒隠月子と出会って、二人の「建前」と「本音」を笑わない猫像に引き取ってもらう。
 その結果、自分のエロい妄想が垂れ流しになってしまって「変態王子」と呼ばれるようになってしまった陽人と、感情が表に現れなくなってしまった月子。そんな二人の変態系ラブコメです。5巻まで発売中。4巻は短編集だったので今回は読み飛ばしています。

 何はともあれ、月子ちゃん萌えです。
 イラストの力もあって、可愛いことこの上ありません。
 本音を渡したために無表情なツッコミキャラとなっていますが、変態的思考をだだ漏れさせる陽人に対して、引きもせずクールに流します。得意技は警察に通報するフリ(笑)
 陽人に何度も裸を見られてますが、怒りもせず(怒れないのですが)許しています。うらやましいぞ、こんちきしょー(何)
 それでも話が進むと少しずつ態度に現れてくるようになりますが、陽人がニブチンなのでなかなか伝わりません。陽人も陽人で変態ではありますが(笑)女の子を泣かせるのは嫌という筋の通った変態(笑)で、やるときはやってくれて、女の子の好感度をアップさせています。月子だけではなく、なんちゃってお嬢様の小豆梓や、月子の姉のつくしも彼に少しずつ心を開いていきます。
 ……同じくらいに変態行為されたりしてますが。

 見所はとりあえず陽人との掛け合い。月子は淡々と恐ろしいことを言いはなって。小豆梓は陽人の言動に振り回され、物理的にも精神的にも弄られながらもけなげ(?)に頑張る強い子。つくしはちょっとおバカで簡単に言いくるめられて、みたいな感じで。
 そしてあちこちに伏線があったりなかったりと、お話もしっかりしています。

 月子の叱責だけでも楽しめますが(何)、どうやらアニメ化もするらしいので、それもちょっと楽しみにしています。
 ……とりあえず続きはしばらく先かなー



7月25日(水)00:44 | トラックバック(0) | コメント(3) | 読書感想文 | 管理

〈小市民〉シリーズ~米澤穂信

春期限定いちごタルト事件
夏期限定トロピカルパフェ事件
秋期限定栗きんとん事件 上下

 一気に読破しました。
〈小市民〉を目指して静かに生きようとする小鳩 常悟朗と小山内 ゆき。まぁ、なかなかそうはうまくいかないようで。
 昔、図書館に1巻(春季限定~)あって読んだことがあったのですが、「氷菓」のアニメ化をきっかけとして〈古典部〉シリーズを読み、その流れで探して一気に読みました。

 すでに読まれている方はご存じでしょうが、冴えた推理を見せる小鳩も凄いですが、やはり小山内さんの行動力というか、罠(?)の張り方が凄くて、そこに痺れる憧れるぅ、みたいな(何)

 よくよく考えると、このお話ってなんだかんだで小山内さんが中心で回っているような。まぁ、いいですけど(笑) って、小鳩の一人称で、起きる謎を小鳩が解明していくから後追いになるのはしょうがないのでしょうが。

 ここからネタバレ含むので要注意を。

「春」で互恵関係が上手くいってましたが、「夏」で小山内さんのせいで二人の関係が終了してしまいます。「秋」で二人とも別々の「恋人」が出来てすれ違いだらけでしたが、小山内さんの行動を読み切った小鳩と、小鳩の推理を信頼していた小山内さん。
 ……やはり普通の人間では相手にならないようで。

 私も「秋」の最後の一言に打ちのめされた一人ですが、そうすると色々妄想しちゃうわけで。

 あれかなぁ。小鳩が(それこそ小山内さんの「相手」ができそうなのは彼だけなので)本気で知恵を駆使したとしたら、小山内さんは「許す」んだろうか?
 それとも逆に小山内さんの方から…… とか。

 まぁ「付き合ってください」と普通なら一言で済むことにたくさんの言葉を費やさなければならない二人。そういう状況になったらどうなることなのか。

 最後のお話になる予定の「冬季限定~」
「秋」で1年経過させて二人とも高校3年生に。そういやぁ「春」が1年生の春で、「夏」が2年生の夏休み。意外と時間が経過しておりました。
 無事に卒業できるのか、それとも卒業をあっさりスルーしてその先の話になってしまうのか。

 とにかく続きが気になってしまう一冊です。



7月19日(木)01:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 読書感想文 | 管理

最近、

 仕事が忙しくて(今も就業時間中です)なかなか時間が取れないので、合間合間を見てライトノベルを読みまくっています。
 最近読んだのが
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
「パパのいうことを聞きなさい!」
「迷い猫オーバーラン!」
「生徒会の一存シリーズ」
「C3-シーキューブ」
「機巧少女は傷つかない」
「這いよれ! ニャル子さん」
「僕は友達が少ない」
 などなど。
 今は古典部シリーズをちょこちょこ読んでおります。

 最近、読むのが遠ざかっていましたが、やはり読むと面白いですし、刺激になりますねー
 気が向いたら感想とか書くかも知れません。

 まぁ、でも登場する女の子が可愛いとそれだけでわくわくしますよね?(同意を求める目)



7月6日(金)23:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | なんとなく独り言 | 管理


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