混沌の渦(怪我が治らない)
 
書き捨て御免で突っ走ります
 



天唾噴飯

設定、って

 何処まで決める物でしょうか?
 理想は「すべて」ってことでしょうけど、それこそ白血球の型まで決めることは無いですが。
 ただ世の中には「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言いますし、設定にだけ拘りすぎるのも考えものではあります。それこそ、後々話に矛盾が出ないようにこっそり訂正するのが難しいわけで(笑)
 こー 最初に設定集みたいにいつ登場するか分からないキャラまで細かく公開して、肝心の話がサッパリ進まないという人を見ることもあります。なんか設定集を書いただけで満足しちゃうんでしょうかね?
 あと、1話でキャラの設定をすべて使い果たしたいのか、全部書いちゃう人も見かけますね。短編で終わらせる気ならともかく、長編で書こうとするなら2~3話引っ張るくらいでもええと思うのは私だけでしょうかね?

 私は設定は続々増えていく方で、裏を返すと最初の設定がいい加減、ってことなのですがー(笑)
 自分のやり方が正しい、というつもりは一切無いのですが、設定にがんじがらめになって話が進まなかったりするよりはマシかなー とは思う今日この頃。
 それと私が設定をあまり先出ししないのは、先に書いちゃうと(特にナイトブレイカーに関しての話ですが)せっかくの新登場のシチュエーションの驚きが少なくなるからなのですよね。
 てれびくんとかで(笑)先行情報が流れるわけじゃないので、こー自分なりの伏線をギリギリまで隠しておけるというかなんというか。
 だから、先にある程度の設定を出しちゃう人って、その辺はどうなんでしょうね? 私は隠してから出さないと驚かせられないのですが、そういうの無くても読み手を満足させられるという自信があるのでしょうか?

 あと設定というと「どうして?」と首を傾げる設定がたまにありますね。
 料理の達人みたいな設定があったとして、料理修行もしてないのにどんな料理でも作れる、というのは限界があるような。まぁ、確かに料理にはセンスがありますが、それでもいきなり知らないフランス料理を作れるかどうかはまた別問題なわけで。
 言語能力とかもそうですね。わけもなく多数の言葉を理解できる、って世の中には確かに「砂の耳」という特技を持つ人もいますが、それもヒヤリングに関することで、読み書きや単語レベルの知識ではないわけで。

 特に主人公まわりは「強く」したい気持ちは分かりますが、そんな万能人間・万能設定、本当に必要ですか?



11月13日(日)22:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 天唾噴飯 | 管理

強さのバランス

 二次創作のクロスオーバーでたまに見かける光景ですが、基本の戦闘力が全然違う作品のキャラが肩を並べるというのが。
 まー 世の中スーパーロボット大戦みたいにサイズ自体勝負がつかないような組み合わせもありますが、アレはあーゆーものとして(笑) あ~ ファミコンジャンプとかも除きます(大笑)

 まぁ、同じ作品内でも戦闘力の差はあるでしょうけど、それはそういう役割だからいくらでも消化できます。
 では、飽くまでも人としての戦闘力と、人外クラスの戦闘力を並べることはできるでしょうか? 下手すると攻撃が効かない上に向こうの攻撃は掠るだけでもアウトの場合があるかもしれません。で、低い方の戦闘力に合わせた敵が出てきた場合、高い方にとっては呼吸するくらいの感覚で倒せるかも知れないでしょう。

 ちょっとここで一つ小話を。

 RPGとかで役割分担がありますが、この場合「複数いてもいいクラス(職業)」というのに大きく3パターンあります。
 一つ目は戦士系のように「複数いても成り立つor複数いないと辛い」パターン。戦闘力が極端に低くない限り、壁や戦闘力となります。
 二つ目は魔法使い系のように「余裕があったら複数いてもいい」パターン。攻撃や治癒の魔法に余裕があれば楽ですし、治癒系も二人いたら片方が行動不能になってももう一人が回復させられて生存率があがります。
 三つ目は技術系や特殊系のように「複数いても意味がないことが多い」パターン。罠調査は一人が成功すれば事足ります。というか、一人しか取りかかれない&失敗したらやり直しが利かないスキルは一人が習熟してればよいわけで、それこそ何らかの状況でエースが倒れない限り、セカンド以下の出番はないわけです。

 まぁ、時には二次創作の際にすげーぱぅわ~を身につけて、戦力を揃える場合もありますが、それはそれでどうしたものやら…… と感じる部分も。
 なんか話にまとまりがないですが、戦闘力や特殊能力に大きな隔たりがあると、低い方が活躍できないならともかく、意味をなさなくなる可能性がよくあるわけです。
 話の展開として、戦闘力の低い方のキャラが足止め必死に足止めしている間に戦闘力の高い方が到着して「後は任せろ」ってパターンもあるやもしれません。それか、戦っているところを後ろで見守っていて「お前ならそれくらいやれるだろう」みたいな場合もあるかもしれません。
 うまく使えば燃えるシチュエーションかもしれませんが、諸刃の剣って奴で強さの差を際だたせるだけに終わるかもしれません。それこそ、踏み台とか捨て石に終わってしまう可能性もあるわけで。
 これが二次創作だけならともかく、他人のオリキャラをそーゆーふうに「格下」扱いにする(なってしまう)場合もあって注意が必要です。

 ただ「戦闘力」に関して言えば、真っ正面から戦うのでない限り、いくらでも(そりゃ限界はありますが)調整は利きますが、他の能力に関しては調整が難しいわけで、その辺のバランスがうまく取れないと、ストーリー以前の問題になってしまうやも知れないです。
 何事もほどほどに。そして前の話じゃないですが無駄に強いだけのキャラを扱う自身が無いなら、使わないという選択肢も当然ありです。

 ストーリーあってのキャラか。キャラあってのストーリーか。
 その辺のさじ加減が需要でしょう。



11月13日(日)00:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 天唾噴飯 | 管理

嘘の限界

 ちょっと今日は真面目(?)な話を。

 ぶっちゃけ、巨大ロボットが背中にちょっと生えた位の翼で飛ぶ事なんてできません。それこそ、コンバトラーVとか一部のロボは飾り程度の翼も無しに飛んでいます。
 でもここで飛べるのは確かに「嘘」です。さらに飛行速度が音速を超えたら衝撃波が発生するのも無視できませんが、それも「嘘」で誤魔化します。
 えてして話ってぇのは嘘や矛盾を含んでいる物ですが、それにだって限界があるのです。

 昔「熱血最強ゴウザウラー」であったのが、マッハ5.6で飛べるゴウザウラーがマッハ6のヘリの機械化獣に対して苦戦。そこでマッハ7のザウラージェットに変形して撃破。
 こー普通に考えると、人型でマッハ5.6とか、速度が違うだけで苦戦(教授の論理だと人間は野球の球を打てないことになる)ですが、嘘ながらも数字を出すことによって何故か「リアリティ」が出るわけです。

 ちょっと例を挙げると、透明になる能力があるとしましょう。
 これは光学迷彩なのか、魔法的な手段で姿を消すのか、周囲の人間の認識から外れるのか、それとも空間の位相がズレるのか。
 その消える「原理」が「嘘」だろうとも、「理論」が存在しないと「制限」や「弱点」も存在しないわけです。
 姿が見えないだけなら音や匂いで分かるかも。魔法的手段なら破る魔法的手段ががある。光学迷彩なら質にもよりますが、周囲の風景とわずかにズレがあるかもしれません。認識から外れるなら機械の目には映ることでしょう。空間技術なら逆に空間変位を見破る手段があるかもしれません。消えた人間が行動を起こすと姿が現れるとか、精神集中が途切れると現れるという透明もあります。
 更に時間制限があるかもしれませんし、周囲にいるのが分かっているのならとにかく弾を撃つとか、爆弾などの範囲攻撃をかけるのもアリです。 もしかしたら桜の花びらが舞ったときにそこだけ花びらが通過しなかったというのも風流ですし、キャラによっては「勘」というのもありでしょうけど(笑)

 制限や弱点のない特殊能力はある意味「無敵」です。
 透明になって感知されないならやりたい放題ですし、時間制限も能力制限も無ければ、姿を現している理由があんまりありません。
 しかも、その無敵な能力が理由も無しに破られたら、読んでる方としては「はぁ?」と思われかねません。
 まぁ、確かにそういうのが無いと断言はしません。アニメや特撮ではそれまで無敵を誇っていた能力がいきなり破られたり、それを超える能力が現れることも珍しくない言えば珍しくないです。

 それでもWeb小説では「強い主人公」を書きたがる人が多いような風味なので、結構「無敵」な能力が書かれやすいかなー と勝手な推測をしてしまいます。あ、当然自分の事は増築した心の棚の上ですよ(笑)
 まぁ、無敵がウリなキャラを書くのがコンセプトならともかく、ある程度弱点なりを設定しておくと、それをネタに出来るという利点が。

 ……何にせよ、あなたのキャラは大丈夫ですか?



11月3日(木)21:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 天唾噴飯 | 管理

二次創作って、

 基本的にキャラクターや背景の説明があまり要らないわけで、更に言えば何か話を書く際の設定を考えなくてもいい、ということです。
 それこそ、
「うぐぅ、」
 って一つ書くだけで、誰のセリフか分かるわけで便利極まりないところも。
 なんて言うと「いや、それでもキャラを把握するのが大変ザマスよ」って意見も返ってきそうでもありますが、それでもゼロから話を作るのと、どちらが楽かと言えば…… ああ、やっぱびみょーに甲乙付けがたいかなー?

 オリジナルなら、それこそ自分の思うがままに書けるものの、二次創作だとその分色々縛りがあるのかなー?
 口調に一人称、他人の呼び方、他人へのスタンスとかも固定されているわけで。
 ただまーネットの海を彷徨っていると、時折「おや?」と思うような原作の「ルール」を逸脱した二次創作を見かける事も。一歩間違えると、名前だけ同じな別な人か? と思う事もあったりなかったり(どっちだよ)

 でも何となく思うのは「せっかくキャラや背景にかかる労力が少ないんだから、その分(げふんげふん)」
 あ~ いやいや、初っぱなから恐れ多い風味です、はい。

 それでも何故か出てきたオリキャラが主人公キャラを超えてしまうような話、ってどーゆー意図があるんでしょうね?
 ゲストキャラとしてならともかく、そーゆー話、ってびみょーに肌に合いません(ぼそ)



11月2日(水)16:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 天唾噴飯 | 管理


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