文学:ライトノベルに関する一考察 |
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| 今やそう珍しい単語では無くなった「ライトノベル」。 未だに定義はハッキリしていないようですが、個人的な感覚では、ネットの知り合いの言葉を借りて「B級」小説、というところでしょうか? 決して文学史に残るような物じゃありませんが、時代時代に夢や希望を与えるような読み物、という感じでしょうか?
この「ライトノベル」の歴史を振り返ると、1975年発刊のソノラマ文庫あたりが最初でしょうか? SFが多く、ハヤカワよりはスペオペっぽい要素が多かったような気がします。ハヤカワは海外SFの翻訳から始まったので、ハードな作品が多かったような……(ひそぼそ) 私も「敵は海賊」シリーズくらいしか読んだことなくて(ぼそ)
それはともかく、やはりまだ対象年齢が高く、まだまだ敷居が高くて、もう少し身近(?)になるにはもう少し待たねばなりませんでした。 1988年頃に角川スニーカー文庫と富士見ファンタジア文庫が創刊。 89年に第一回富士見ファンタジア長編小説大賞で準入選した神坂一の「スレイヤーズ!」が大ヒット。これにより、第二回の小説大賞では同じようなライトファンタジーがたくさん応募されて審査員が困るほどに人気があったとか。続いて第三回準入選した秋田禎信の「魔術士オーフェン」がその後富士見ファンタジア文庫の二枚看板になるほどのヒットに。 個人的には第一回佳作の冴木忍もこのころの代表作に推したいところですが(笑)諸処の事情(後述)でこの二つに。 角川スニーカーの方はしばらく小説大賞を行わなかったので、新人の発掘はあまり進んでなかったような? でもまーこのころは(個人的な感じでは)SFは敬遠される傾向にあったのか、ファンタジーの方が読まれていたような気がします(無かった訳じゃありませんが、角川・富士見に関してはほとんど無かったハズ)。(これも個人的な意見ですが)SFというのは基礎知識がある程度無いと読めないジャンルであったからかな、という気も。 1986年に発売されたドラゴンクエストを筆頭に、RPGもやたらとファンタジー系ばかりで、SFは全然なかったしー(ひそぼそ)
1995年頃にライトノベル界に大きな展開がありました。 スレイヤーズ!がTVアニメに登場したのです。それまで一部のライトノベルがOVAになったことがありますが、OVAの性質上どうしても一部のファンしか見なかったわけですが、TVアニメで一気に知名度がアップです。 続いて「魔術士オーフェン」「それいけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」「無責任艦長タイラー」などが次々にTVアニメに。富士見ファンタジア文庫だけじゃなく、角川スニーカー文庫からもアニメ化作品が次々に出てきました。
アニメ化というと、忘れちゃいけないのが「電撃文庫」かと。 1993年創刊のレーベルですが、第4回受賞作の「ブギーポップ」シリーズが代表作でしょうか? メディアミックスを得意とし、アニメやマンガへと展開が早く、様々な作品がアニメになりました。
とまぁ、なんか3つのレーベルばかりに話がいってしまいましたが、他にもコバルト文庫とかスーパーファンタジー文庫とかスーパークエスト文庫とかスーパーダッシュ文庫とかファミ通文庫とか徳間デュエルとか…… なんか「スーパー」って名前付くの多いなー(笑) 廃刊しちゃったも多いし(ぼそ) 自分も「ライトノベル」書きをしているわけで、いずれは何処かで…… なんて夢を見ていますが(笑)やはりまだまだ道のりは険しいようです(苦笑)
とりあえず、もっとペース上げないとダメだろうなー(脱兎)
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12月10日(土)22:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理
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航宙力学:宇宙の海は俺の海 |
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| そんなわけで、宇宙船の飛び方を考えてみましょう。
とりあえず今の技術では水素と酸素の混合物を引火させて煙を噴いて飛ぶのが関の山です。ちなみにロケット発射の映像で豪快に白い煙を噴いていますが、アレは確か水蒸気の煙のハズです。
拙作の中でもチラッと触れてますが、物に推力を与えるには「力積」と呼ばれる「重さ」×「速度」を「後ろ」に向かって放出することによって、その反作用で「飛ぶ」ことが出来ます。 ジェットエンジンは前から空気を取り入れて、それをエンジン内で燃焼加熱・加速して後ろから吹き出して飛んでいますが、ロケットエンジンは空気のないところで飛ぶために自ら酸素を積んでいる、ということです。 一般的に「化学エンジン」と呼ばれているのですが、豪快なほどに効率が悪いので、新しいエンジンを実用化させないと、まだまだ宇宙は遠いようです。
さて、SFの世界に目を向けてみましょう。 大抵は「推進剤」という言葉が出てきますので、可燃性の物質を噴射して飛ぶことが多いようです。おそらくは酸素を吹き込んで燃焼させガスを発生させて、それを噴射しているのでしょう。 大抵SFの世界の宇宙船はエネルギーに困ることが少ないので(核融合とかで少量の燃料から大量の電気を作れるのでしょう)水や岩石を電気分解して酸素と推進剤を作ることも出来ることが多いようです。 無論、脱出艇みたいな小規模の物なら酸素や電気が不足して「冷たい方程式」になることもあるでしょうけど。
次にイオンジェットエンジンとか呼ばれる物で、これは推進剤を使うのは同じですが、燃焼させるのではなく、電気の力で加速させ噴射力にする物ですが、ある尊敬する作家さんの話ではえらく推力が少ない書き方をされていたので、ちょっと寂しい風味です(笑) ある程度は推進剤を選ばないので、エネルギーさえ尽きなければ結構飛べる……はず?
あとは後ろからレーザーとかで撃ってもらって、その光圧で飛ぶソーラーセイルとか、でっかい口を空けて宇宙空間にわずかに漂う原子を捕まえて飛ぶとか色々ありますが、やっぱ究極的なのは重力を操作して移動するものでしょうか? 特に吹き出す物も必要としないので、エネルギーさえ尽きなければ無限に飛ぶことが出来ます。どんなに加速しても、艦内にGがかからないし、良いことずくめのような気もしますが、さすがにそこまでの重力制御ってあんまり見かけませんし、それこそ惑星間の重力バランスを崩す可能性もあります。
……そー考えると、レールを敷いて銀河鉄道で走るのが一番良いのかもしれません。インフラ整備が大変そうですが(笑)
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11月25日(金)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理
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科学:冷凍ビームを作ろう2 |
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| 起立ー 礼ー 着席ー
前回は「冷凍ビームが出来ない」という話で結論がつきました(ついてねーよ) そんなわけで今日は「エントロピー」の話を。 エントロピーというのはこー概念が難しいのですが「乱雑さ」ということがあるでしょうか? こー 物が散乱している部屋を想像して下さい。労力を用いて整理整頓しようとしても、気づくと部屋はまた散らかってしまします。 これがエントロピー!(何がなにやら)
真面目な話をしましょう。 よく「ぬるま湯」でたとえられるのですが、100度のお湯と0度の水が同量あったとします。これを混ぜると容易く50度のぬるま湯になりますが、じゃあこれを元のお湯と水に分けられるか。 全体を見ると(混ぜる労力は無視して)外部からのエネルギーの出入りが無いので、エネルギーの総量は変わりありません。でも湯+水→ぬるま湯は出来ても、その逆には大変な労力が必要です。なぜでしょう? 温度、というのは原子・分子の運動の活発さです。 激しく動けば高温、ゆっくりなら低温です。それでも全て一定速度ではなく、ランダムな速度で動き回っているのを全体的に見るとある一定の温度に見えるわけです。 じゃあ、ぬるま湯をお湯と水に戻すには、その水分子の速い物をこっち、遅い物をこっち、とより分けなければなりません。そーゆーことが出来る「マクスウェルの悪魔」って人がいますが、人間には扱えない存在なので(笑)
この場合、お湯と水の時に比べて、ぬるま湯は「エントロピーが増加している」と言います。エントロピーは物質・状態が整列?(秩序?)しているほど低く、乱雑で無秩序としている程高くなるます。 温度が高い物から低い物へ、つまり自然はエントロピー増大の方向に進むようになっている、つーのが熱力学の第2法則で触れられていることです。 ちなみにこれを空気で考えて、間にピストンを置いたとすると、温度差の違う空気は「仕事」が出来ますが、温度が同じになると「仕事」が出来なくなります。つまり仕事をする事によってエントロピーが増大する、とも考えられます。
閉鎖系ではエントロピーが増大する、と触れられています。 冷蔵庫は確かに物を冷やす(エントロピー減少)ですが、外部からのエネルギーが必要で、しかも冷やす以上に熱が出ているので、結局の所全体ではプラスになってしまいます。 この閉鎖系の考え方は宇宙全体に広がるので、宇宙はエントロピー増大の方向に常に進んでいます。 じゃあ、エントロピーが最大限に増加したとしたら? 実はこれを「熱死」といい、全ての物質が同じ状態・同じ温度になってしまって、それ以上何も反応が進まなくなる停止状態になります。まー 何兆年後か知りませんが、とりあえず心配するような話じゃないですね。
そんなわけで、前回触れた「冷凍ビームが出て、反対側からエネルギー」はこの熱力学の第2に法則に反する「永久機関」と考えられます。ちょっとばかり難しいですねー 今存在する「仕事をする機関」の効率が100%にならない理由の多くは摩擦熱などによる熱の発生です。「熱はエネルギーの墓場」と言われますが、熱というのはエネルギーとして質が悪いものなのです。 まー たしかに100度の空気をどれだけ集めたところで100度以上にはならないあたりが不便なわけで。
ということで、人間の脆弱な肉体ではエントロピーの増加に対抗するのは不可能なので、部屋が散らかるのはしょうがない、というオチを付けて今日はこの辺で。
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11月7日(月)11:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理
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科学:冷凍ビームを作ろう!(その1) |
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| というわけで、昨日が昨日だったので今日は冷凍ビームの話を。 冷凍ビームってこーエフェクトが地味なのか、ぱっと思い出したのがマジンガーZとダイモスと、ゴッドマーズのウラヌスですかね? どちらかというと、ビームよりも吹雪系の方が多いかも知れませんが、本筋とは離れるのでその辺の考察は気が向いたら、と。
で、実際に冷凍ビームを作るのですが、結論だけ申しますと基本的に無理だったりします。
はいはい、石は投げないでくださいね~ まず冷凍ビームという物を考えてみましょう。 おそらくはビムーと何かが出て、当たった部分の温度が下がるのでしょう。熱線はあるから、それこそ+-を逆転させれば…… と思っちゃいそうですがそれはちょっと無理です。
今のところ、物を冷やす技術は大きく分けて2つ。もっと冷たい物を使う・熱交換です。 前者はそれこそ氷や液体窒素・液体ヘリウムなどを使うこと。吸熱反応を使う場合もあるかと? 後者はクーラーや冷蔵庫の技術で、ガスをコンプレッサーで圧縮して気化したときの気化熱を使うか、ペルチェ効果を用いる方法です。 暖める方なら、電熱器だの、電磁波だの、燃料を使うだの、それこそ核分裂とかもあるわけです。 こー 今の技術なら電源入れたらモリモリ冷える装置くらいできるんじゃないの? って思う方はいるでしょうか? そういう方がおりましたら、今回のエセ講座をやった甲斐があるというものです。
「温度が低い状態」というのは「温度が高い状態」よりもエネルギーが低いわけです。そしてエネルギー保存則により、エネルギーの総和は保たれなければなりません。 つまり、何かを冷やそうとエネルギーを与えても、冷えることは絶対に無い、ということです。 あれ? じゃあ冷蔵庫はクーラーは? と思われる方。あれも確かに庫内や室内は冷えています。しかし、後ろや室外機から熱が出ていませんでしょうか? 実はアレも「冷えた分<発熱した分」ということで、実は全体的には使った電気分熱が出ているわけです。
じゃあ、アレだ。エネルギー保存則の事を考えるなら、冷凍光線を出したらエネルギーが溜まればええやん。 なるほど、冷えた分がエネルギーになればエネルギー保存則には引っかかりません。冷凍光線が出る上に、エネルギーも溜まる。おお! なんとエコロジー! ……なんかおかしいですね。そんなことが出来るなら、エネルギー問題も温暖化問題もすべて解決してるような気がします。なぜそれができないか。 ちょっと長くなったので、次回はそーゆーことが出来ない理由についてお話ししましょう。
次回「最強の敵エントロピー」にフェードイン!(謎)
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11月6日(日)22:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理
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文化:レトロゲームへの誘い2 |
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| なんか続いています それとメールで初めての感想をいただきました。ありがとうございます(ぺこり)
そんなわけで、ホントは冷凍ビームについて書こうかと思いましたが、そういやぁ前回あーゆー引き方したなー と思ったのでKOEIの話を。
三国志や蒼き狼と白き牝鹿、信長の野望などの歴史物SLG。アンジェリークシリーズにウィニングポストや大航海時代・提督の決断などのSLG、今はPS2の三國無双・戦国無双などのアクションゲームで有名なメーカーです。 それこそ古参のメーカーなので、古くからのゲーマーはまず知っていることでしょう。
初期のメジャータイトルとなると「信長の野望」でしょうか? まだまだ日本の一部の小競り合い程度でしたが、戦国SLGの先駆けでしょう。そして本格陣取り戦略SLGである「三国志」の第一弾です。
さて、 「団地妻の誘惑」「マイ・ロリータ」「ナイトライフ」「オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?」なんてストロベリーポルノシリーズなんぞを作っていた時代がありました。きっと黒歴史なのでしょうが、このネットの海では容易く見つかる話です。さすがに16歳可憐な女子高生☆にはやれないゲームなのでよー分かりません(マジ) それらに比べると、知名度が低いかも知れないのが「タイムエンパイア」でしょうか? タイムマシンに乗った主人公が戦国時代に不時着してタイムマシンは破片となって全国に散らばり、それを回収して自分の世界に帰る、みたいな話だったのですが…… まぁ、ゲームバランスが雑で、序盤でクリアを断念したのは秘密(ぼそ) ……つーか、パラライザーで固めてもまともに倒せない事があるのはどーにかならんのか?(ぶつぶつ)
閑話休題(それはさておき)
まぁ、そんな感じでゲームのジャンルも広く「堅い」メーカーではありますが、SLGは得意じゃないので、あまりKOEI(光栄の頃から。さすがにKOEYの頃はよー分からないです)のゲームはやってないので詳しくないのですよね。
前回のスクウェアもそうですが、今大御所クラスのメーカーもやっぱ下積み時代みたいな物があったのでしょう。色々調べてみると、PC6001系でも作っていたみたいで、歴史を感じるなー と思ってしまいます。 テープでゲームをやっていたなんて、今考えると不思議ですねー あ~ 無論過去世の記憶ですが。 あのころの単位もkBが全盛で、1Mなんて単位が出たのはせいぜい日立のS1くらいで(笑) ……PC6001Mk2のメインメモリが64kBって、驚く以前に理解不能なような気がします。 でもそーゆー時代を経てこそ、今の時代があるのです。
だからってどーこーしたわけじゃねーですがー(脱兎)
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11月6日(日)00:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 財油教授のエセ○○講座 | 管理
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